父母相親とは、中国の上海で行われている公園代理お見合いのことを意味します。
公園代理お見合いって!?
中国の一人っ子政策によって大きくなった結婚適齢期の男女・・・。
その親たちが繰り広げる代理お見合いのことを父母相親といいます。
一人っ子とは、国は違えどわがままなものです。
お隣の中国においても、どうやら状況は同じようです。
一人っ子政策によって成長し、結婚適齢期を迎えた男女のことを、中国では「小皇帝小皇后」と呼んでいます。
結婚相手に求める理想も高く、身長・収入・マンションは必須条件になっているみたいです。
一時の日本でも流行った「三高」なる言葉を思い出しますよね。
結婚適齢期になっても結婚相手が見つからない息子や娘に代わって、その親たちが、上海のとある公園に集まり情報交換を繰り広げるのです。
先日、放映されたTV番組で知った事実です。
父母相親、恐るべしですね(笑)
紙切れとボールペンを片手に入り乱れて会話が弾みます。
その様子はまるで早朝のせり市場のようです。
時々喧嘩も引き起こされるようで、その熱狂ぶりが伝わってきます。
日本の結婚情報サービス会社においても、親御様説明会なるものが開かれています。
しかし、これはあくまでも仲介役の結婚情報サービス会社が存在します。
それに比べて中国の父母相親は、仲介役を置かないで直接交渉しているわけです。
喧々諤々、ウチの娘はこうよああよ!ウチの息子はこんなに立派なのよ!
・・・という具合に。
国民性というか何というか、そのバイタリティには驚かされます。
中国の農村部では嫁不足が深刻な問題になっていると聞いたことがあります。
結婚適齢期の人口構成を見てみても男性の数が多く、将来的に結婚できない男性が増える可能性が指摘されています。
中国の結婚事情もスムーズには事が運んでいないようですね。
◇上方婚と下方婚 上昇志向は結婚をどう変えるのでしょうか?