結婚式専用の教会が増えています。
教会とは名ばかりの教会が、日本国中でその数を増やしてきているようです。
八百万の神様が存在する我が国日本・・・
その日本特有の風潮がそうさせるのかもしれませんね。
ブライダル業者が造る結婚式専用の教会のことを「結婚式教会」と呼びます。
結婚式の主役である花嫁を引き立てる”舞台装置”として注目を集めています。
あまりに立派なその外観から、実際に礼拝をさせてほしいとやって来る外国人の方も多いそうです。
嬉しいやら何やら、ちょっと複雑な気持ちがしますよね(笑)
「結婚式教会」の誕生 五十嵐 太郎 by G-Tools |
このブログでもご紹介しましたが、結婚情報誌のゼクシィ結婚トレンド調査において、日本人の挙式スタイルの内訳が発表されています。
それによると、一番人気はキリスト教式で70%、人前式が15%、神前式は12%と続きます。
かつては結婚式の主流を占めていた神前式が、60年代の80%から12%にまで落ち込んでいることが分かります。
需要のあるところに供給があります。
そう考えると、結婚式教会の建築ラッシュはしばらく続くのかもしれませんね。
結婚式教会の必須アイテムには、ステンドグラス、パイプオルガン、天井の高さ、バージンロードの長さなどがあります。
結婚式シーズンが近づいてくると、各地の会場探し相談会は活況を呈します。
結婚式といえばまずホテルを思い浮かべますが、こういった独立型のチャペルの人気は侮れませんよね。
宗教的な節操がないと言われる日本人。
結婚式教会のブームの陰には、そんな日本人の宗教観も少しは関係しているんでしょうね。